Fukuoka Dental Association
一般社団法人福岡市歯科医師会 会長 吉兼 透
福岡市民の皆様、こんにちは。 福岡市歯科医師会は、昭和2年に福岡市民に対して公衆衛生活動を行なうために発足し、以来約100年にわたり会員の先生方とともに福岡市民のお口の健康を守るために努力を積み重ねてきました。 お口の健康を守ることは、ひいては全身の健康を守ることに繫がります。 よく噛んで食べることは、栄養や免疫力の面で全身の健康に繋がることはもちろんですが、様々な研究によって「食べる・話す・飲み込む」などのお口の機能を維持し、むし歯や歯周病などのお口の中の疾患を予防することが、認知症や寝たきりになるリスクを軽減し、誤嚥性肺炎や糖尿病などの全身疾患を予防することが分かってきています。 福岡市歯科医師会では、現在、福岡市行政・九州大学・福岡歯科大学・福岡県歯科衛生士会と協力し、「オーラルケア28プロジェクト」と題しまして、乳幼児から高齢者まで全世代にわたって「幼稚園・保育園に対するフッ化物洗口」「ポケモンスマイル歯みがき大作戦」「節目健診」「妊産婦健診」「高齢者口腔ケア推進事業」など、切れ目のない歯科健診事業によって、市民の皆様が生涯にわたってお口の健康を保てるよう、サポートを行っています。 また、6月の「むし歯予防デー」や11月の「いいな・いい歯週間」では、「福岡市民の健康を歯と口から守る集い」「デンタルフェア」などのイベントを通じて、お口の健康の大切さを啓発する活動を行っています。 本会会館の中にある「休日急患診療所」では、日曜祝日にお困りの方の急患診療を行っており、「口腔管理推進室・地域連携室」では、訪問診療をご希望の患者様・ご家族に対して会員の訪問診療登録医を、病院に入院していて退院後に受診するかかりつけ歯科医がない患者様には会員診療所をご紹介するサービスを行っています。 また、会員の診療所では、市民の皆様のお口の健康をお守りすべく、かかりつけ医として日々診療を行っています。福岡市歯科医師会は、今後も市民の皆様の健康をお守りするための活動を続けて参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。